キノコは植物なの?

きのこ

キノコの基礎知識について紹介していきます。

キノコとカビは同じ仲間

キノコは植物か?

当り前じゃないか!野菜売り場で売ってるじゃん!

と答える人もいるかもしれません。

または、

動かないから植物じゃないの?

と思う人もいることでしょう。

しかし、いずれも違います。

キノコは、カビなどと同じ『菌類』に分類されるのです。

古くは、生物の分類は、『動物』か『植物』のどちらかでした。しかし、研究が進むにつれ、その分類法ではうまく説明できないことが分かるようになってきました。

今では、生物を大きな5つ以上のグループ(界)に分けて考えるのが主流です。界の数については、研究者によっていくつかの説がありますが、多くの場合7つ以上が使われます。その中には、動物界、植物界の他、キノコ・カビ・酵母・地衣類を含む『菌界』、変形菌が含まれる『アメーバ界』、バクテリアが含まれる『最近界』などがあります。

キノコは自身の力で動くことができないため、植物のように見えますが、光合成などで養分を作らず、他の生物からエネルギーを得ている点や細胞壁がキチン質でできている点は動物と共通しています。見た目と裏腹に、進化的にも動物に近い生物だと言えるでしょう。

では、キノコとカビはどう区別していくのでしょうか?実は、はっきりしていません。胞子を作る『子実体』と呼ばれる器官が肉眼で見えるぐらい大きな菌をキノコと呼び、肉眼で見えない物をカビと呼んでいるにすぎないのです。

どうやって栄養を得ているの?

どうやって栄養分を得ているのかによって、キノコは『腐生菌』と『共生菌』に分かれます。腐生菌は、動植物の死体や排泄物から栄養を得ます。シイタケやナメコなどがこれに含まれ、現在人工栽培が可能な種は、ほとんどが腐生菌です。

共生菌は、さらに『寄生菌』と『菌根菌』に分かれます。

寄生菌は生きた動植物やほかの菌類に寄生し、一方的に栄養を吸収して宿主を死へと追いやります。樹木に寄生して枯らしてしまう『ナラタケ』や虫に寄生して殺してしまう『冬虫夏草(トウチュウカソウ)』が有名です。

菌根菌』は生きている樹木の根に『菌根』を形成します。菌根とは、キノコの菌糸が植物の根に侵入して作る特別な共生体です。『菌根菌』は土中に張巡らせた菌糸から土中の水分やミネラルを樹木に提供し、その代わりに炭水化物を貰います。

つまり、助け合って生きているのです。

この菌根菌には、『マツタケ』や『アミタケ』『トリュフ』など数多くの種類があります。これらのキノコは、森の樹木との共生が基本なので、人工栽培が難しいとされています。

まとめ

コメント

タイトルとURLをコピーしました