むかごで納豆を作ることはできるのか?

むかごをススキの藁苞にセット 山菜

「無い物は検証する価値があるな!」

と思い、むかごで納豆を作ってみることにした。

本記事では、第1章で納豆の家、藁苞について軽く触れ、第2章で実際に納豆を作っていき、第3章でその納豆を実食。最後にむかごで納豆が作れるのか?という疑問について答え、そもそもなぜこの疑問が湧いたのかについて書き記した。他にも、これだけはどうしても伝わってほしい!と思うものに関しては、文字に色をつけたり大きく目立たせたり、紙媒体ではできない

などを用い読者にとってなるべく読んでいて飽きないようにと工夫したつもり。

納豆の家である藁苞とは

っていう人がいるかもしれないので簡単に触れておく。

藁苞(わらづと)は、藁を束ねて作られる包装。

Wikipediaより引用

藁苞は藁を束ねて作られる包装だ。

続いて納豆菌と藁苞の関係性について簡単に。

納豆菌は好気性という、酸素を愛している菌である。藁苞は包む藁と藁の間に適度な隙間があり、そこから酸素と触れ合えることができるので、納豆菌にとって住みよい家になっている。従って、藁苞は納豆作りに適していると言える。

下の写真は、ねこじゃらしで作ったのだが、藁苞はこのような形だ。おそらく、テレビや本などで1度は見たことあるかと思われる。

藁苞の形(ねこじゃらしで作ったのだが、藁苞と言ってもいいのだろうか?)

藁苞の材料

藁苞の材料は藁に決まっている。

だけど、それだと既に作られているので全く持って面白くない。なので、独創性(=希少性)を高めるために、

  • ススキ
  • ねこじゃらし
  • イチジクの葉
  • 葛(くず)の葉

を藁苞の代わりとして使ってみることにした。採取場所は下宿の近くでそこらへん。おそらく、このススキ1本だけでも、枯草菌1億匹以上いると思われる。

枯草菌うじゃんこいるのだろう。

あと、イチジクの葉と

イチジクの葉

葛の葉

葛の葉

も採取した。要は、そこらへんの枯れ草ならなんでも枯草菌(の中に納豆菌を含む)はいるのだ。

注意点

ただ、ここで一つだけ注意点があって、

葉っぱに切られてしまった。(みっともなくてすまない。)

なので、軍手を着用して採取するのがよい。

軍手最強!(安全第一だな!)

藁苞を作る

とりあえず、家に持って帰り穂の部分を園芸用のハサミでデリートする。

楽しい作業の始まり

次に葉っぱの部分を削除。

ここでも、

ってならないように(ススキの葉っぱで指を切らないように軍手をすることを強くお勧めする。)

葉っぱも削除するとこんな感じになった。

藁苞作成からの副産物

分けて出てきた葉っぱ。

ごみじゃん!

これはごみ箱へぽい。と入れようと思ったが、これでなんか作れるんじゃない?ってびびっときたので、結わえていった。我流で。

やり方

1.葉っぱを3本まずは用意する

なるべく長い葉のほうがよい

2.最初の出だしは昆布結びで

昆布むすびで

3.あとは三つ編みで伸ばしていく

ここまでくれば後は同じ作業の繰り返し

すると、どうやって付け足せばいいの??っていう壁にぶち当たると思う。しかし、全然問題なし。

付け足したい1本を用意して、結わえている方の2本の間にまず通す。それから、わらの縄を一周させる。

他のやり方でも要は取れないようにすればいいだけ

あとは、短いほうを一緒に絡めながら作業再開。

編み混み終了

注意点

ここで注意したいのが、つなぐときに結わえるほう(リーダーと呼ぶことにします。)が最低でも、2本ないとダメということ。リーダーがもし1本しかないと、間に挟むことができないから。

脱線してしまったが、話を一旦、藁苞に戻す。

ねこじゃらし藁苞

これは、猫じゃらしで作った藁苞

サイドをタコ糸で縛るだけ

これ

長さ手のひら一杯+気持ち分

の長さで作ったんだけど、のちのち煮沸するときにこんな感じで入らなかった。

入んねぇ。(だめじゃん!)

だから、

ススキ藁苞

こっちはススキで作った藁苞。径が太いのでなんか難しい。ところが、作っていると不思議と作りやすい方法を見つけることとなる。

作りやすい方法

1.藁苞を作るときはまず中央を結ぶ

2.サイドへタコ糸をスライド

サイドへスライド

こうすることで、途中ススキが逃げ出さないようになる。もし、サイドから攻めたらどうなるのかというと、こうなる。

隙間ができてそこから逃げられる

こんな感じにして、藁苞を作り終えたら住民(むかごと大豆)のケアをしていく。

納豆を実際に作る

準備はだいぶ整ってきた。こちらが今回の主役。むかごさん。あとは、大豆。

前日から水に浸しておいた。乾燥したまま使うと、納豆菌が住みにくいから。

むかごも水煮浸しておいた

インキュベート室作り

納豆作りで欠かさないのが温度。だいたい40度前後で、納豆菌は活発に働く。ヨーグルトメーカーやたくさん作るときは発泡スチロールにペット用パネルヒーターの合わせ技なんかもあるみたいだが、

となると、家であるものでなんとか代用はできないだろうか?…と考える。

あ、炊飯器…と思い、見てはみたが、40℃設定がない。

がーん(=_=)

保温は一体何℃なのだろう?と思い、調べてみると、70℃。

芽胞形成しちゃって働くどころじゃなくなるね。

と思い、なにかいいものはないか?とトイレの中で考えていた。

すると、どういうことかいい案が浮かんできた。(トイレで考えことするといいかも)

これでどうだろうか?早速作ってみることにした。

るばめばる流インキュベート室の作り方

といっても、作り方はめちゃくちゃ簡単。

1.スーパーとかに行って無料の段ボールを頂く

2.エマージェンシーシートを段ボールの中に密着させる

こんな感じに張り付ける

なにそれ?簡単じゃん!!

うむ。持ってるもので攻略していきましょー。インキュベート室作りが終わったので次に行く。

納豆菌の芽胞を形成させ他の菌を死滅させる

納豆菌は言わずもがな非常に熱に強い。なので、「耐熱性菌」と呼ばれる。それもそのはず、

芽胞は通常の細菌と比べて極めて高温に強く、100での煮沸によっても完全に不活化することが出来ない。

Wikipediaより

だからです。ということなので、がっつり煮沸させて、他の菌を不活化していく。

茹でといたむかごを藁苞の中に入れていく。このとき、箸などを使って間接的に入れたほうが少しでも他の菌が入らないからその方がベターかと。

摘め終わり、

落し蓋代わりのキッチンペーパーにも、納豆菌いるだろうなぁと思ったのでこれでも家を作っていく。

そんなことをしても、まだむかごが残っていたので市販の納豆パックに入れてみた。

納豆パックには、もちろん納豆菌いるはずだよなぁ。って思って。

残り湯はインキュベート室の熱源にする。汚いから、新しい水また作ろーというよりは、持続可能を目指すということを常に焦点を当てている。

一応大豆でも同様のことを行いインキュベート室へ投入。

納豆作り1日目

翌朝、インキュベート室の中をのぞいてみた。

まずは、葛の葉から見てみた。

変化なし

変化なく、藁苞の方も変化なかった。

藁苞の方も変化なし

もう少しおいて様子を見ることにした。ただ、次の日から用事があり、6日ほど見れなかった。

納豆作り1週間後

納豆を作り始めて、正確には納豆の家に住民を移住させてからちょうど1週間が経った。

どうなっているのだろうか?見当もつかない。これは、もう見るしかない。

んんんん??( ゚Д゚)

こりゃひどい

すごいのを見てしまった。まるで、出来損ないのわたがし。全体像はこんな感じだ。

市販の納豆パック以外はやられてしまったようだ

これを見て、食べられずにはいられなくなるのは悲しいかな、人間の性(さが)なのだ。

見た目がいつもと違う納豆を実食してみる

そうはいっても、比較的安全なのから食べたくなるのはどうしてだろう?これを本能と呼ぶのだろうか。匂ってみても、そこまで嫌な臭いはしない。食べてみよう。

大豆×市販の納豆パック

見た感じ一番安全そう。

1番健全そうな納豆

(おー?とてもクリーミーではないか…)

ブォッフォ。後から、アンモニアのようなのでむせてきた。

むかご×市販の納豆パック

これも出来損ないのわたがしがないから、大丈夫でしょ。

糸引いてない

普通の茹でたむかごの味

大豆×葛の葉

もう見た目がやばいのは言うまでもない。納豆のくせして、柿の色してやがる。中身は渋いのか??

納豆のしわが血管に見えるのは自分だけでしょうか?

冷蔵庫の裏側の埃の味。

むかご×葛の葉

葉系の中ではこれだけわたがしを形成していない。

変化なし

味も特に変化なし。

大豆×イチジクの葉

大豆はむかごより他の家と比べての変化が微妙に変わっていることが分かる。例えば、これだと、クズの葉より発酵が進んでいるように見える。左下の大豆とか特に。

発酵通り過ぎとる感

押し入れの味。

むかご×イチジクの葉

葛の葉はどうしてわたがしができてなかったのだろう?

口に入れたら綿が溶けるのが面白い。

大豆×ススキ苞

苞系の中では最も納豆化している。

ましな方

納豆…の味。

むかご×ススキ苞

むかごには100gあたりタンパク質が2.9g含有しているから納豆化できると思ったのだが、どれもこれも全く糸を引かない。

蚕になってんじゃねーの

大豆×ねこじゃらし苞

これは、もはやカビが生えている。

コメントなしでいいじゃろ

発酵を通り過ぎており、危険な味。

むかご×ねこじゃらし苞

わたがし化はできるものの、納豆化ほど伸びない。

苞系の威力すごい

わたが消える感じがすごく面白い。

むかご×落とし蓋

落し蓋でもむかごの納豆化はならず。であった。

結構楽しみにしてたんだけどなぁ

硬かったから発酵すら進んでいない様子。

まとめ

についての今回のことから言えることは、

残念ながら

なぜかというと、市販の納豆パックでは、大豆のときは糸を引き見た目からして納豆になっていたが、むかごは糸すら引いていなかったからだ。

ただ、今回は1週間ほど間が空いてしまったことや、インキュベート室の温度が一定とは限らなかったことなど原因はちらほらあるのはある。そもそもなぜこんなことをやろうと思ったかというと、タレが入っていない納豆が3パック入りで49円くらいと破格の安さだったので納豆について調べていると、納豆学会というページにたどり着いた。

納豆学会はこれ

納豆学会によると、どうやら、昆虫でもできるみたいだ。(オモシレー。)興味がある人は試してみるといいと思う。

大豆×市販の納豆パックは油で揚げたヤツ

動画も作成しているので、もし興味があればぜひ。

✅納豆の家を作ってみたかったんだ!!
納豆作り前編
✅むかごで納豆を作ったら、こうなった。
納豆作り後編

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