ジョロウグモが旬を迎えました

クモ

10月が終わり、11月に入ると、このように思います。

あぁ、今年もジョロウグモの季節がやってきたな !

✅ジョロウグモが旬を迎えました!
よかったらチャンネル登録者が2人減った動画も見てみてください。

そもそもジョロウグモとは?

てか、そもそもジョロウグモって何だし?

そこらへんでよく見かける蜘蛛だよ。

と言ってもこれだけじゃまだ「は?」と思われるので、まずはジョロウグモについて紹介していきます。

  • 都市部の人家の庭から山地の林道、渓流まで広く生息する一般種
  • 樹間、草間に目の細かい円網を張る
  • 網は主網と、その前後に糸を引きまわしたバリアーと呼ばれる網とで三重構造になっている
  • 主網は幼体期は円網であるが、成長に伴い、下部が大きくなり、全体的に馬の蹄(ひづめ)みたいな蹄形(ていけい)円網と呼ばれる。

主な特徴はこんな感じで更に深堀りしていきます。

ラジャー(”◇”)ゞ

ジョロウグモの体長

クモの世界の体長とは

体長とは、頭胸部先端から腹部後端までを指します。上顎や腹部後端より長く伸びている出糸突起などは体長に加えない。腹部が後方に隆起している種類や、出糸突起よりはるか後方まで伸びている種類では、その伸びている腹部後端までとする。

大きいほうが雌、小さいほうが雄

以上を踏まえたうえでジョロウグモの体長は

♀:17~30mm

♂:6~10mm

まぁ、の方が大きいんだなぁくらいのイメージ持っとけば、おkかと。

…ですよね。

出現期

クモの世界の出現期とは

産卵期を挟んで、成体(最終脱皮が終わり、生殖能力のある親になった個体のことを指す。成体の寿命はおよそ2~3カ月のものが多いが、地中性種では10年以上生きるものもいる。成体ではなく、成虫と表記する文献もある。)の多くみられる期間。クモによっては、長く生き残る個体もいるので、だいたいの目安にするべき。南西諸島では同じ種でも、成体の出現期や産卵期が異なるので注意。

以上を踏まえたうえでジョロウグモの出現期は

となっております。

網型

クモの世界での網型とは

網を張るクモ(造網性種)の網の型。

円網(えんもう):円形の網、中心から放射線状に引かれた縦糸と、渦巻き状に張られた横糸からできている。コガネグモ上科とウズグモ類が張る

不規則網(ふきそくあみ):特定の形状は見られず、不規則に糸が引かれた網のこと。ヒメグモ科、ユウレイグモ科が張る。網の中に枯れ木や土などを吊るした吊鐘網、強い粘着力を持った垂糸網、不規則網とシート網が組み合わさったシート付き不規則網、シート状不規則網などがある。

皿網(さらあみ):枝先や草間に皿や椀を置いたようなハンモック網、皿や椀を伏せたようなドーム網、シート状のシート網を総称して皿網と呼ぶ。サラグモ科が張る。

棚網(たなあみ):生け垣や庭木の上、家の隅などに張られた棚状の網のこと。大型の棚を吊ったような店網と、崖地や家の隅に作られた小さな漏斗網がある。タナグモ科、ヤチグモ科、イソタナグモが張る。

など網の型は基本10種ある。さらに、それぞれの網型の中で、55種に分類される。

網の型ってそんなに種類あるんだ~!!

細分化すると55種類あるって多いですよね。

ところで、こんかいのジョロウグモの網の型はどれにあてはまるの?

ジョロウグモの網の型は蹄形円網(ていけいえんもう)に当てはまります。

ここで、蹄形円網について軽く紹介します。

蹄形(ていけい)円網:垂直に張られた目の細かい馬の蹄形の円網。中心より下部に多く、糸が引かれるので全体的に下方が伸びて馬の蹄のような形になる。

ちなみに、この蹄形の「蹄」は馬とかの「ひづめ」という意味。

蹄形(ていけい)円網 、(見えずらくて申し訳ない。)

クモの世界での糸の用語

網(あみ):捕虫網のこと。クモが獲物を捕るために糸で作った罠で通称「クモの巣」と呼ばれるやつ。

住居(じゅうきょ):クモが潜む場所のこと。食事、脱皮、産卵、待機、休憩、越冬するときなどに使われる、糸で造った営造物。

しおり糸(しおりいと):クモが歩行する時に必ず引いている糸のこと。下降して上がってくるときにもしおり糸を使う。

横糸よこいと):円網の渦巻き状の糸で外側から張られる。粘着性があり、獲物はこの糸に引っかかる。

縦糸(たていと):円網の中心から放射状に伸びる糸、粘着性はなくクモが歩くときに使われる。

足場糸(あしばいと):円網の横糸を張るときの足場として網の中心から粗く張られる糸のこと。コガネグモ科、アシナガグモ科では横糸を張るとき足場糸を切るが、ジョロウグモ科は切らない。

へ~、クモの糸っていっても色々あるんだね~。

他にも、呼糸(こし):円網の中心から、クモが隠れている葉や枝に引かれた糸や補帯(ほたい):獲物を捕らえたとき、ぐるぐる巻きにする糸などまだまだたくさんあるよ~。

狩猟行動

クモの世界での狩猟行動とは

網を張らず、歩き回って獲物を捕らえるクモの行動様式を示す。網を張る種類は造網型としている。網を張らず歩き回って獲物を捕まえる種類は、従来徘徊性と呼ばれていたが、徘徊という言葉の定義がクモの行動と合わないこと、言葉のイメージが悪いこと、狩猟行動には徘徊だけでなく、様々なパターン(例えば、襲撃型、待機型、居候型:イメージしにくいので軽く紹介すると、他のクモが作った網に侵入して網の主が食べないような小さな昆虫を捕食したりする狩猟行動 など)がある。

へ~、従来のクモの行動様式は徘徊性って呼ばれてたんだね。

だけど、それだとイメージが悪いから細かく分類されるようになったよ~。

ところで、ジョロウグモの狩猟行動はどんな分類なの?

造網型と呼ばれているよ。

造網型とは網を使って昆虫を捕る狩猟行動です。

分布

本州、四国、九州、南西諸島

ジョロウグモの生態

ジョロウグモの一年を表にまとめてみた

春に卵から孵化し、成熟期は、秋の9月~10月ごろでちょうどこの時期に交尾をします。交尾は、雌が脱皮をした直後、又は、食事中です。これは、交尾時に雄が雌に捕食されないようにするためです。冬の足音が聞こえてくる10月~11月くらいに産卵し、樹木などに白色の卵嚢(らんのう)を作ります。卵で越冬し、春に孵化し団居(まどい)と呼ばれる集団生活を送った後、糸を使って移動する、バルーニングを行います。

卵嚢(らんのう)とは

はい、はい!質問!!卵嚢(らんのう)ってなんなの?

卵を直接傷つけないようにするためのカバーみたいなの。

卵嚢(らんのう)は、クモだけでなく、カエルや、アメフラシの卵、海ソーメンにも存在します。卵嚢の役割としては、卵の保護や、水分の保持など卵に直接的にダメージを与えないようにする障壁のようなイメージを持てばいいと思います。ちなみに、 卵嚢の嚢(のう)は「」という意味を持ち、クモの卵嚢は卵を大量の糸で包んで保護する袋で様々な形、色彩のものがあります。

ジョロウグモの卵嚢

卵嚢をこのようにジョロウグモの雌が一生懸命に守っていた。だけど、必ずしも卵嚢の上に覆いかぶさっているわけではないようだ。

ジョロウグモの雌が卵の上に覆いかぶさり卵を守っている

これを見てくれ。

雌蜘蛛は、この卵の左上に陣取っていて、17分ほどこの卵を産んだあとで痩せているジョロウグモを観察していたが、全く動かず、何がしたかったのかさっぱりわからん。

ジョロウグモはずっと卵の上に覆いかぶさっているとは限らない

はいはい!バルーニングも出てたけどバルーニングってなんなの?

というお方もいると思うで軽く紹介。

バルーニングとは

簡単に言ったら「糸を風に乗せて空を飛ぶこと

で、だいたい想像つくと思うんだけど、

「 空中飛行する有機体と聞いた時に、普通はクモを思い浮かべないでしょう 」という言葉は面白かった。 これ  ←バルーニングの動画とか紹介されていました。

驚いたことに、微風すらない状態(無風ってことだよね?)でも、電場さえあれば、バルーニングが可能ということ。で、どうやらこれは、髪の毛を下敷きとかでこすって静かに下敷きを上げたら、髪の毛も一緒に上がってくるという原理と同じっぽい。

毒について

ジョロウグモの毒素類の合成研究によると、「JSTX-1~4」 「NSTX-3」 「NPTX-1~12」の17種の毒素が単離、構造決定されている。

え、クモ毒ってそんなに多いの?

多いです。

というのも、クモの生態や行動は昔から多くの研究者が興味を抱いていたんだけど、クモの毒成分は雀の涙ほどこれっぽっちで、毒の成分が言わば雁字搦め(がんじがらめ)な状態なので長年の間、ベールを纏っていました。

だけど、1980年代に入ると、技術が向上しクモ毒素の単離や構造決定が盛んに開始されるようになりました。実際は構造が解明されていないのもあるから、クモ毒は17種類以上あると思われます。とりあえず、ジョロウグモの毒3つを軽く紹介。どれも、食べても人間には害はありません。

JSTX(Joro Spider Toxin)-1~4

1982年に発見。日本産からのジョロウグモ(Nephilia clavata)の毒腺から単離

NSTX(New Guinea Spider Toxin)-1~3

1986年、 パプアニューギン産のオオジョロウグモ(Nephila Maculata)の毒腺から初めてNSTX-1~3を単離した。ジョロウグモはNSTX-3のみ解明。

NPTX(Nephilatoxin)-1~12

JSTX,NSTX発見当初では、例のない全く新しい神経毒。1988年に発見。

豆知識はこのくらいに、旬のジョロウグモを味わっていきましょー

(”◇”)ゞラジャー!

旬のジョロウグモを味わう

まずは、ジョロウグモの採取から紹介していきます。

ジョロウグモの採取

そこらへんで蹄形円網のセンターに陣取っている主(あるじ)を見つけます。

のほほんと待ち構えているジョロウグモ

そしたら、素手よりかは軍手をした方が安全。採取したらシェイクします。

ジョロウグモの捕り方

シェイクすると、死んだふりをします。(死んだふりをすると、ネットに移動しやすい。)死んだふりをして、動かなくなると、みかんなどのネットに入れて持ち帰ります。

足を折って死んだふりをするジョロウグモ

捕まえた後は、みかんのネットとかがおすすめです。

メリット

  • 通気性がいいので新鮮な状態を保つことができること(=窒息死しない)
  • 網に自分の脚を固定するのでケンカが起こりにくいこと
ジョロウグモを捕まえた後はみかんのネットなどに入れて持ち帰る。

リュックに入れて持って帰る場合は、中に入れてしまうとせっかく捕まえたのに、家に帰ったら足が全部なくなって胴体だけになってたわ!とかにならないように、リュックに外付けするとつぶれないのでおすすめだ。

リュックに外付けして持って帰っている様子

ジョロウグモ調理の前準備

1時間30分くらいでこのくらいのジョロウグモの数を採取した。

そのまま、塩ゆでにしてもいいのだが、動きを封じてからできるなら調理がしたい…はず。

なので、冷凍庫へネットごと入れました。

ジョロウグモを冷凍庫に入れた後

冷凍ジョロウグモ。

動かないからもう安心。

お腹が張っている冷凍ジョロウグモ

ジョロウグモの塩ゆで~落花生を添えて~

作り方はシンプルです。

ジョロウグモを塩ゆでにしていきます。2~3分ほど茹でました。

足が若干開いたジョロウグモ

あとは落花生を添えるだけ。

確かに簡単!!

ほーじゃろ!

ジョロウグモの塩ゆでと落花生と混ぜるだけ

感じたこと

  • 足が少し口に残ったので、油で揚げたほうが食べやすいこと
  • 胴体は大地の風味と虫卵の味でうまかったこと
中身はこんな感じ

ジョロウグモとむかごの素揚げ

これも作り方は簡単で、両方とも油で揚げるだけ。

なんだけど、冷凍しておいたジョロウグモは足がコンパクトになっている状態だったけど、油に入れたとたん

となりました。ちょい驚いた。

油で揚げるとジョロウグモの足がピーンと張るようになった

むかごも同じように素揚げにして後は盛り付けるだけ。

ジョロウグモとむかごの揚げたん

感じたこと

  • 足が思った通り塩ゆでより食べやかったこと
  • 塩ゆでの方が味がはっきりしていたこと

最後に(卵を抱えたジョロウグモへ)

参考

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